ガラパゴス、新たに「Generative AI Transformation(GAX)プロジェクト」を発足。AIを活用したマーケティング・広告クリエイティブ領域の変革を加速

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AIを活用したWebマーケター向け広告クリエイティブ制作・改善サービス「AIR Design」を提供する株式会社ガラパゴスは、ChatGPTをはじめとするGenerative AIを活用した業務効率化による生産性向上と自社サービスへの積極的な活用を目指し、新たに「Generative AI Transformation(GAX)プロジェクト」を発足しました。本プロジェクトを主体として、全業務をGPTをベースにしたオペレーションに再構築し顧客価値を高めていくとともに、マーケティング・広告クリエイティブ領域のさらなる変革を進めてまいります。

 ガラパゴスは2015年からAIの研究開発を進め、2018年にAIによるロゴ自動生成サービス事業を開始しました。AIによるロゴ生成の知見を生かし、2019年に画像解析AI “Reverse Design”(特許取得)をはじめとしたテクノロジーを積極的に活用したサービス「AIR Design」の提供を開始。現在では700社を超えるお客様に導入いただいています。昨年、 MidjourneyやStable Diffusionといった画像生成AIが公開された際には、広告クリエイティブ制作過程で画像生成AIを活用するためのさまざまな実験を行ってきました。例えば、現在配信中の広告バナーと画像生成AIで生成したオリジナル画像を用いたバナー広告とでその運用結果を比較したところ、オリジナル画像を用いたバナーの方がCTR1.8倍の成果が出たことから、その有用性を確認しています。また、高性能言語モデルGPTをベースとした「ChatGPT」も公開され、会話(チャット)や自然な文章生成も可能になったことから、マーケティング・広告クリエイティブ領域におけるGenerative AIの活用範囲がさらに広がりました。

ガラパゴスではこれまで、事業部内の各チームが自発的にワーキンググループを実施し、業務の効率化・自動化、広告クリエイティブ用オリジナル画像素材の生成やキャッチコピーの大量生成、バナーの高速生成といった、Generative AIによる改善に取り組んできました。そのノウハウを一部サービスにも試験的に導入してきましたが、急速に普及するGenerative AIの驚異的な進化にいち早く対応していくため、ガラパゴスと「AIR Design」の変革を担う「Generative AI Transformation(GAX)プロジェクト」を立ち上げました。現在、全業務をGPTをベースにしたオペレーションに再構築しており、まずは、顧客価値を高めることを目的としたChatGPT API*を活用した社内向けWebアプリケーションの開発を進め、最新モデルGPT-4を全社員が利用できるようにしていきます。


*開発元であるOpenAI社は、サービスの開発および改善のためにAPI以外のサービス(ChatGPT)から入力したデータを使用する場合があると利用規約に明記しているため、機密情報や個人情報の漏洩が懸念されていますが、CatGPT API(GPT-4)を活用しアプリケーションを開発することでその問題も払拭されます。

今後は、本プロジェクトが主体となり、Generative AI関連の最新情報の収集、従業員向けのGenerative AI活用の研修を実施。蓄積されたノウハウの社内外への共有など、Generative AI による変革の推進とAI時代のワークスタイルの浸透を図り、ガラパゴスが掲げるミッション「プロセスとテクノロジーで人をよりヒトらしく」のもと、デジタルモノづくり産業革命の実現を目指します。